2. テストクライアントで疎通確認する
はじめに
Diarkis サーバーテンプレート には、コマンドをテストするためのテストクライアントが用意されています。このテストクライアントは Go で書かれています。
これを使って、基本的なビルトインコマンドを発行し、疎通確認することができます。
テストクライアントのビルド
テストクライアントのバイナリは、Diarkis サーバーテンプレートでビルドすることができます。
前回のチュートリアルで make build-local を実行した際に合わせてテストクライアントがビルドされるので、それを利用します。
Diarkis テストクライアントの起動
以下の make タスクを実行します。
$ make go-cli host=127.0.0.1:7000 uid=test1
:
[UID: test1][SID(UDP): b674cd4a79594581b90186818c1ef911]
> Connected UDPhost: Diarkis サーバーのエンドポイント
uid: 接続するユーザーの ID
clientKey: クライアントキー(デフォルトでは無効になっているので今回は不要です)
ms (MARS Stats) ツール
Diarkis の現在の情報を取得できるツールです。
現在の CCU やパケット数、Room 数など分析に役立つ情報を取得できます。
Room を作成・参加する
テストクライアントを 2 つ起動して Room を作成・参加してみましょう。
一方のクライアントで room create コマンドを発行して Room を作成したあとに、他方のクライアントで room join コマンドを発行して Room に参加してみましょう。
uid: test1 で Room を作成する
uid: test2 で Room に参加する
ms で CCU と Room 数を確認する
テストクライアントを2つ起動してRoom に参加したことで、CCU と Room 数が増えていることが確認できます。
Room メンバー全員にメッセージを送信する
room broadcast コマンドを発行し、任意のメッセージを送ることができます。
room + というショートハンドでも同様のことが可能です。
uid: test1 で broadcast する
uid: test2 でメッセージを受信
Room の任意のメンバーにメッセージを送信する
room message コマンドを発行し、任意のメッセージを送ることができます。
uid: test1 から test2 に送信する
uid: test2 でメッセージを受信
Room から退出する
room leave コマンドを発行し、Room を退出することができます。
テストクライアントのコマンド確認
help コマンドで、利用できるコマンドの一覧が確認できます。
help room のように引数にモジュール名をいれることで、特定のモジュールに絞って確認もできます。
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