Diarkis Module
概要
Diarkis ランタイム・ライブラリでは低レベルな機能が提供されており、実際にアプリケーションとして動かすためにはもう少し追加機能の実装が必要となります。 Diarkis Module は ランタイムをアプリケーションに簡単に組み込めるように Diarkis ランタイム・ライブラリ を使用するために必要な実装や便利な機能を実装したフレームワークです。 パッケージ内の以下の場所にソース・コードが配置されています。
diarkis-module
基本構造とファイル構成
Diarkis Module は大きく以下の4つの機能に分かれています。
Diarkis Interface
Diarkis サーバーへの接続や接続毎に各モジュールを使用するための状態などを管理するクラスで、Diarkis サーバーへの接続ごとにインスタンスを作成します。
diarkis-module/Client/Private/DiarkisInterfaceBase.cpp
に実装があります。
各モジュールごとに実装
Diarkis"ModuleName"Base という名前で ModuleName に該当するモジュールの機能を実装しているクラスです。
ユーザーはこのクラスを継承してカスタマイズすることによりアプリケーション独自の挙動を実装することができます。
diarkis-module/Client/Private
配下に実装があります。
ロギング関連機能
Diarkis ランタイム・ライブラリ や Diarkis Module のログ出力をサポートする機能です。
diarkis-module/Client/Private/logging
に関連ソースコードが配置されています。
補助機能
通常の HTTP アクセスやファイル操作など、Diarkis の機能に直接かかわらない補助機能です。
diarkis-module/Client/Private/utils
に関連ソース・コードが配置されています。
各モジュールの使用方法について
Diarkis Module から Diarkis の各モジュールの機能を使用する場合は以下の各モジュールのページを参照してください。
Diarkis Module の使い方
Diarkis Module の基本的な使い方、アプリケーションごとのカスタマイズ方法については以下のページを参照してください。
Diarkis Module が使用するリソース
Diarkis Module は内部で以下のリソースを使用します。
注意点
Diarkis Module はソース・コードで提供されているため、ユーザーが直接コードを変更してカスタマイズすることも可能です。しかし弊社都合により実装が大きく変更されることがあり、バージョンアップの際にマージが困難になる可能性があります。改変して利用する際はあらかじめご了承ください。
Diarkis Module の API はスレッド・セーフではありません。複数スレッドで Diarkis Module を利用する場合はアプリケーション側で排他制御を行ってください。
最終更新