CSAR (Clustered Server Authoritative Ruler) モジュール

概要

CSAR (/zɑːr/ ツァーㇽ) は Clustered Server Authoritative Ruler の略で以下を意味しております。

  • Clustered: Diarkis サーバーとコミュニケーションを取ることができる

  • Server Authoritative: サーバーが権威を持つ=サーバーでロジックを実行できる=チートに強い

  • Ruler: 支配者=Authoritative と同義

CSAR を使うことで以下のようなことが実現できます。

  • Client-Hosted タイプ と DGS タイプ の ゲームの開発することができます。

    • Diarkis CSAR を利用することで、クライアントの中の1つが ホスト役(オーソリティ)も担う Client-Hosted タイプ と、 Dedicated Game Server (専用ゲームサーバー、以降DGS) が ホスト(オーソリティ)を担う DGS タイプのゲームを開発できるようになります。

  • Client-Hosted タイプでは、クライアントの一つがホスト役とクライアント役を担い、他のクライアントはクライアント役のみを担います。

    • ホスト役が切断したりゲームから抜けたときは、ホストがマイグレーションする機能にも対応しています。

    • ゲームで、ホスト役 と クライアント役 の役割を分けてゲームをロジックを開発し易くなります。

  • DGS タイプでは、Diarkis クライアントを Diarkis サーバークラスターの一部として動作させることができます。

    • これにより、クラスター内の他の Diarkis サーバーと直接通信し、データを共有することが可能になります。

    • Kubernetes 上で Agones のように ホスティングとスケーリング管理できます。

    • Diarkis CSAR SDK はC++ と C# をサポートしており、Unreal Engine や Unity などの一般的なゲームエンジンや独自のゲームエンジンでも利用できます。

    • これによりチート耐性の強いゲームを開発できるようになります。

  • P2P と サーバーリレー の通信経路を意識せずに、堅牢な通信環境を提供いたします。

    • P2P (Peer to Peer) で通信できるクライアント間とは P2P で通信を行い、P2P で通信できないクライアント間 (ホールパンチに失敗した時など) では Room モジュール を使用した サーバー経由の リレー通信 を組み合わせて最適な通信経路が自動的に使用されます。

    • P2P 接続後も、通信中に P2P の接続が切れたとしてもフォールバック機能でリレー通信に切り替えたり、P2P で送信していた RUDP パケットを リレーサーバー経由で再送する機能に対応しており、堅牢な通信が実現することができます。

Diarkis クライアント で提供されている CSAR の機能について

CSAR (Clustered Server Authoritative Ruler)


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